支援プログラム
作成日:令和7年3月20日
事業所名
放課後等デイサービス ファイン
法人(事業所)理念
一人一人の居場所をつくり、もうひとつの家でありたい。
これからの社会生活に向けて、皆で学び合いの家にします。
支援方針
日常生活における食事、排泄、手洗い、衣服の着脱等の習得を基本に、他者との会話、遊びを通して集団活動への適正能力を発達させることを目標に支援します。
成長の段階に応じた利用児童個人の特性を理解し、個々の人権を尊重した対応と発達支援サービスの提供をご家族の状況、就労の状況を配慮しながら365日支援します。
営業時間
【 平 日 】12時00分 から 17時30分 まで
【学校休業日】09時00分 から 17時30分 まで
送迎実施の有無
あり
本人支援
健康・生活
健康状態の維持・改善
- 連絡ノートや申し送りを通してご家族や学校等と情報を共有し睡眠や休養、本人のストレスや困っている事など心の健康に留意します。
- 来所時の検温等で心身の状態を確認し散歩や公園遊び、体育館遊びやダンス等を通じて健康な体作りが出来るよう支援します。
- 体調不良を言葉で表出できない場合もあるにできめ細かな観察をおこないます。
- 活動中の中でできるだけゆっくりする時間、体を動かす時間をつくり、夜に良質な睡眠がとれるよう支援します。
- 定期の内服のある児童は飲み忘れがないよう二人以上の職員で内服の確認を行います。
生活習慣や生活リズムの形成
- 基本的な生活習慣が身につくよう来所時や外出後の手洗い、洋服や制服着替えや畳み方、着衣に乱れがないか等、また個人に合わせた排泄周期の観察、排泄時、排泄後の声掛けたやお手伝いを行っていきます。
- 食事に対して食の嗜好に偏りがある場合にはデイサービスでの給食を通して、一緒に食事を作ったり盛り付けを手伝ってもらったりと本人が興味を持てるよう工夫します。
- おやつ時、食事等、姿勢保持が難しい場合には本人に合わせた椅子に座って頂き姿勢が崩れないように見守ります。
- 咀嚼、嚥下に注意が必要な児童な対しては、刻み食、ペースト食、水分にトロミをつけ提供しながら見守ります。
- 活動の中でできるだけゆっくりする時間、体を動かす時間をつくり、夜に良質な睡眠がとれるよう支援します。
- 室内の温度に気を付けると共に、常に換気をしつつ空気清浄機を設置し過ごしやすい温度管理、感染症の予防に努めます。
基本的生活スキルの獲得
- 食事、おやつ前の手洗い、外出後、排泄後の手洗い、洋服や制服などの着脱や畳み方の声掛けやお手伝い、しまう所まで確認し児童の状態や成長に合わせできることが増えるよう支援します。
- 他児童が気になり宿題や課題に集中できない時は部屋を分けたりイヤマフを付け支援していきます。
- 玩具など種類のよってボックスを分けており、ボックスには中に何が入っているのか分かりやすいようにしています。
生活におけるマネジメントスキルの育成
- 個々の特性や身体各部の状態について日々の関わりの他、利用日の申し送り、個別面談、担当者会議等で共通の理解ができるようにします。
- こだわり、感情のコントロールは場面に応じて場所や対応する職員、外出等など状況に合わせて対応し落ち着いて過ごせるよう支援します。
- 本人が何がしたいかやってみたいかなど聞いてみたり、上手く意志が伝えられない児童に対しては興味のありそうな事をこちらから提案し自主性を伸ばせるよう支援します。
運動・感覚
姿勢と運動・動作の基本的技能の向上
- 個別活動、集団活動、生活動作などから姿勢保持や上肢、下肢の運動動作の改善および習得、関節の拘縮や変形の予防、強化を図ります。
姿勢保持と運動・動作の補助的手段の活用
- 姿勢保持や各種の運動・動作が困難な場合、体に合った椅子に座っていただき姿勢が崩れないよう支援しています。
- 事業所外での移動では、今後の社会生活に向けて交通機関を利用する機会をもち移動能力の向上のため支援しています。
保有する感覚の活用
- 日常の行動を観察することで個々の求めるものを理解し、興味を示すものがあれば尚一層興味をもち伸ばせるよう代行手段を提供し支援にします。
感覚の特性への対応
- 感覚の特性を把握し安全に支援できるよう環境整備をおこないます。
- 支援、活動を通して視覚、聴覚、嗅覚、個有覚、前庭覚等の感覚が引き出せるように取り組み支援していきます。
感覚の補助及び代行手段の活用
- 日常の行動を確認することで個々の求めるものを理解し、興味を示すものがあれば尚一層興味をもち伸ばせるよう、代行手段を提供し支援にします。
- 個々の補助具等、専門的な装具は保護者から使用の仕方を伺い正しく使用できるようにします。また使用時に本人の様子を観察しながら気づいた点や不具合があれば保護者に相談し、必要な各機関との連絡、調整などお願いしながら、本人がよりよく過ごせるよう支援します。
身体の移動能力の向上
- 自力での身体移動や歩行が不安定な児童について見守り、声掛け、付き添いながら身体能力の向上に努めています。
- 事業所外での移動では、今後の社会生活に向けて交通機関を利用する機会をもち移動能力の向上のため支援していきます。
保有する感覚の活用
- 支援、活動を通して視覚、聴覚、嗅覚、個有覚、前庭覚等の感覚が引き出せるように取り組み支援をします。
感覚の補助及び代行手段の活用
- 感覚の特性を把握し、安全に支援できるよう環境整備を行います。
認知・行動
認知の特性についての理解と対応
- 個々の認知の特性を理解し、日々の支援の中や担当者会議、家族面談等を通して皆で共有しながら支援していきます。
- 個々のこだわりや偏食を理解しながら、改善できるよう支援をしていきます。
対象や外部環境の適切な行動の習得
感覚の活用や認知機能の発達について
- 視覚としてホワイトボードを活用し、始まりの会では今日の利用児童、支援員、活動内容の確認。帰りの会では送迎車、運転する支援員、同乗する児童を確認し認知機能の発達を促す支援をおこないます。
- 聴覚として危険な行動には都度声掛けをし安全に過ごせるよう注意喚起を促していきます。
- 触覚として触れたものが危険で怪我につながる恐れがあるかなど、識別できるよう支援していきます。
知覚から行動への認知過程の発達
- これまでの取得した情報と現在取得した情報をもとに、環境や状況を把握・理解し、これからの生活において的確な判断や行動につなげられるよう支援していきます。
認知や行動の手掛かりとなる概念の形成
- 物や空間、時間等の概念を形成できるよう活動の中で遊びやおやつ、宿題、課題、帰宅時間等、次の行動への手掛かりとして活用できるよう支援します。
行動障害への予防及び対応
- 一人ひとりの感覚や認知を理解し、行動障がいの予防及び適切行動への促しを支援していきます。
言語コミュニケーション
コミュニケーションの基礎的能力向上
- 意思疎通を図れるよう、言葉では上手く伝えられない児童に対しても日々のコミュニケーションから小さな表情の変化、身振りで思いを汲み取れるよう支援します。
- 本人が興味関心をもてるような事をこちらから提案していき自発的な言葉を引き出せるよう支援します。
言語の受容と表出
- 文字により自分の思いが伝えられるよう支援します。
言語の受容と表出
- 集団活動や個別活動、レクリエーションを通して、その場に合った言語が話せるよう、間違った言葉使いがみられる際は正しい言葉使いができるよう支援します。
人との相互作用によるコミュニケーション能力の獲得
- 個々に配慮された場面における相互作用を通して、相手と同じものに注意を向け、その行動や意図を理解・推測しながら場面に応じた言動・対応など人との関わり方についてコミュニケーション能力を高められるよう支援します。
コミュニケーション手段の選択と活用
- 上手く言葉が表出できない児童に対して「こんにちは」「ただいま」「ください」「トイレ」等、簡単なサインを活用しています。
- また必要な児童に対して絵カード等を活用し支援しています。
状況に応じたコミュニケーション
- 児童の成長段階や状況に合わせて、日々の活動から相手の想いを汲み取りその場面、状況を把握できるよう支援します。
- 児童同士でも相手の気持ちを汲み取り、円滑な相互コミュニケーションが展開できるよう支援していきます。
読み書きの能力の向上
- 個々の発達段階に合わせた読み書きの向上につながるよう、個別学習などで支援していきます。
人間関係・社会性
アタッチメント(愛着)の形成と安定
- 日々の利用から信頼関係を形成していき、また保護者の申し送り時、個別面談等を通してご家庭での様子をお伺いしながらアタッチメントの形成と安定が図り「安心の基地」になれるよう支援していきます。
情緒の安定
- 自身の感情や気持ちが安定できるよう、変化の幅が小さく安定した情緒のもとで生活が送れるよう支援していきます。
他者との関わり(人間関係)の形成
- 自身の気持ちや想いが思い通りにいかない場合や場面でも、落ち着いて気持ちを伝えられるよう声掛け、また自分にされたらどう感じるかなど話し合いながら支援します。
遊びを通じた社会性の促進
- 集団活動などで人の動きを模倣することにより、社会性の発達や人間関係の構築を支援します。また他者を不快に思わせるような、言葉や動きがみられる際は都度声掛けしていきます。
- 感覚機能や運動機能を使った遊びから、見立て遊びや、つもり遊び、ごっこ遊び等の象徴遊びを通して社会性の発達を支援します。
- 一人遊びが好きな児童に対して、支援員が介入しながら少人数からでもできる遊びにお誘いし、ルールを守って遊ぶことや協力しながら遊ぶことを通して徐々に社会性の発達につながるよう支援していきます。
自己の理解と行動の調整
- 自分でできることや苦手なことなど自分の行動の特徴を理解し、自己を肯定的に捉える機会を通して気持ちや情動を調節しながら状況に応じた行動ができるよう支援します。
仲間づくりと集団への参加
- 集団に参加するための手順やルールを理解し、児童の希望に応じて集団活動に参加できるように支援し、共に活動することで相互理解やお互いの存在を認め合いながら仲間づくりができるよう支援します。
家族支援
- ご家族の困っていること、相談事など面談の他にも必要に応じて時間を設けアドバイスや対応など一緒に考えていきます。
- 保護者の家庭事情、就労事情によって、延長支援、受け入れ時間の調整を柔軟に行い、急な利用(土・日・祝)を含め可能な限り対応していきます。
移行支援
- 地域社会で生活する中で地域の行事や、公民館、公園での利用児童以外のお子様との関わりの中でインクルージョンを推進していきます。
- 具体的な移行先や希望がある児童に対しては、支援の項目や個別課題を設定し円滑に移行できるよう支援します。
- 現時点で特段の具体的な移行先がない場合は、インクルージョンを目指しながら、様々な体験・経験・学びをつみながら、安定した生活が送れるよう支援します。
地域支援・地域連携
- 黒川郡・富谷市圏内の放課後等デイサービス事業所、相談支援事業所、学区の支援学校および地域の学校など関連施設との連携およびネットワーク会議を通して一人ひとりの子どもに対する支援方法や取り組み内容、環境調整に関わることなどの情報共有を行い支援の質の向上に努めます。
- 虐待が疑われる場合にはしかるべきところへ報告し、情報共有を行い連携を図ります。
- 個別ケース検討のための会議を開催し、関係施設との連携を図ります。
職員の質の向上
- 計画に基づく定期的な研修を行いながら、要望・必要に応じて外部の研修に参加し職員の質の向上につなげます。
- 定期的に職員との面談を行い、モチベーションを維持しながらスキルアップにつなげます。
- 支援会議による課題の調整、共有理解と支援の方向性の共有を図ります。
- 虐待防止委員会等の内部研修の強化を図り、職員の質の向上に努めます。
主な行事等
- 季節に応じた行事(お正月遊び、節分、ひな祭り、お花見、七夕、お月見、ハロウィン、クリスマス等)
- 防災訓練
- 社会体験および社会見学
- 外出企画
- いちご狩りやサツマイモ掘り